八戸市や近隣の町村に伝わる豊作祈願のお祭りです。
昭和54年2月、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
例年、2月17日から20日まで行われます。(組によって多少異なり、中居林えんぶり組は21日まで)
17日には、市内はもちろん周辺町村のえんぶり組が、朝、長者山新羅神社に集まって奉納した後行列し、八戸市街で一斉に摺る「一斉摺り(いっせいずり)」が行われます。
また、えんぶり期間中は、長者山でのえんぶり撮影会、八戸市庁前でのかがり火えんぶり、八戸市公会堂でのえんぶり公演、更上閣でのお庭えんぶりなども行われます。
「えんぶり」という名前は、「えぶり」という農具を持って舞ったのが由来とされています。
えんぶりには2つのタイプがあり、唄や動きのゆっくりした「ながえんぶり」、反対に唄も動作もテンポが速い「どうさいえんぶり」がありますが、当えんぶり組は前者の「ながえんぶり」です。
中居林えんぶり組は、八戸市のながえんぶりの組です。
えんぶりの舞い手である5人の太夫(たゆう)と、その他の舞い手、笛、太鼓、手平鉦(てびらがね)のお囃子、唄い手などで構成されます。
また、中居林小学校には、ほかの小中学校よりいちはやく、昭和59年にえんぶり部が誕生し、以来、継続して活動しています。
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